苔猿の壺

蘚類・地衣類・石類と小さな植栽で盆景をつくっています

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極豆 I 〜紅鉢

紅鉢1

紅鉢2

このシリーズは基本的に即興でつくりましたが、この鉢だけは最初からイメージがありました。丸い鉢にこんもりと苔のドームをつくり、真ん中からコスギゴケの大きなサクをピンとのばすというもの。
コスギゴケのサクはとても大きいのですが、それでも普通の鉢で使えば苔から「ヒゲ」が生えている程度にしかなりません。この小さな小さな鉢だからこそ、1本のサクをメインにした作品ができると思いました。
想像どおり上手くまとまり、とてもシンプルなデザインでお気に入りの一鉢になりました。

こんもりドームはホソウリゴケです。道路の端によくみかけるコケですね。とても小さな苔なので、このサイズの鉢にはピッタリです。

*サクとは?
サクというのは「胞子体」のことで、苔が子孫を残すための種「胞子」を作って放出するための器官です。だいたいは細く伸びた柄の先にツボミがついたような姿をしています。先端のツボミのような部分(胞子嚢)は苔によって千差万別で「苔の花」という人もいます。タマゴケ、キセルゴケ、ヒョウタンゴケなどサクの特徴で名前がついている苔も沢山あります。
蘚類の胞子嚢にはフタがあり、これが取れると中の胞子が放出されます(胞子は目には見えません…)。たいていはフタというより帽子という印象で、時がくるとかぶっていた帽子を脱ぎます。帽子をぬぐと多くは口を開いたツボのようになります。

コスギゴケのサクはとても大きく立派ですが、その帽子も大きいです。ニットキャップをひっぱって首までかぶった感じで、胞子嚢をスッポリと覆っています。この鉢で使ったサクは帽子をかぶっている状態ですね。
下の写真はコスギゴケのサクを集めたもの。白丸が帽子をかぶっている胞子嚢、青丸が帽子を脱いだ胞子嚢、赤丸がぬげた帽子です。
コスギゴケのサク

シリーズ全体写真は「極豆 Series I」

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苔猿(こけざる)

著者:苔猿(こけざる)

苔好き・岩好き・盆栽好き。
石や流木を使った盆景や自作の豆鉢をつくってます。

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