苔猿の壺

蘚類・地衣類・石類と小さな植栽で盆景をつくっています

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深山幽谷の皿【再展示会2013】

2013展示作品詳細その1

深山幽谷の苔盆景1

一番大きな皿には、険しい山とそこから沸き出す川を中心に、深い山奥の景色を描いてみました。沢山の苔を使って深山幽谷のムンムンとした植物の繁茂を表現しています。

ゴツゴツした岩山は二つの流木でできています。流木以外の部分は苔盆景用土(ケト土6割、赤玉3割、川砂1割)を盛って形を作っています。苔の背丈は様々ですので、配置する苔を考慮してベースの盛土を調整しています。

作成の手順は、まず流木をエクステリア用の強力な両面テープで皿に固定し、次に植栽(ノブドウ、ノイバラ、ヒメトクサ)を配置し、その周囲に盆景用土を盛っていき、最後に苔を植えています。

深山幽谷の苔盆景2

野草もアクセントとして使いましたが、ほとんどの緑は苔で作っています。今回の展示作品全体で20種類以上の苔を使いましたが、そのほとんどの種類をこの一番目の皿で使用しています。這う苔、立つ苔、大型の苔、とにかく多くの種類の苔を使うことで、深山の鬱蒼とした雰囲気を出せたように思います。コウヤノマンネングサ、オオカサゴケ、ヒノキゴケなど大型の苔は盆景の中で使うのは難しいと思うのですが、上手くスケール感がマッチしました。

使用した苔が気になるマニアの方は、下の画像をクリックして確認くださいませ。
使用した苔の種類

白砂は枯山水と同様、水を表しています。岩山の麓から湧き出た水が川となって流れ出ていますが、それ以外にも流木の影にかくれるように円い泉が作ってあります。
深山幽谷の苔盆景3
この泉は黒いプラ容器のようなものを埋めて作ったもので、白砂の上には実際に水を溜めていました。この泉の縁に植えているのは生きたミズゴケです。潤沢な水供給が無いといじけてしまいますので、このような水場を仕込んでいたわけです。

深山幽谷の苔盆景ズーム
向かって左側をズームした写真です。ノブドウがカクッとした枝でいい雰囲気を出してくれました。
ノブドウの横にへばりついているのは拙作「蟲壺」です。販売した蟲壺は黒土の焼き締めでしたが、手元に残した蟲壺は薄く黄瀬戸をかけています。この薄がけの黄瀬戸が実に虫っぽく、リアルになってしまいました。

蟲壺の横、ヒメトクサの足元に「オオシラガゴケ」を植えています。乾燥気味にすると白く輝く美しい苔です。

ノイバラの花
花の無い時期に彩りを与えてくれたノイバラです。我が家ではバラ系は一通り咲き終った後でしたが、遅れて蕾をつけた最後の株を大事に植えました。展示会本番に咲いていてくれて本当に良かったです。写真は展示会の後に開いた最後のひと花です。

この皿に飾ったミニ盆栽はクロマツ一点です。飾れるレベルの樹では無いと思いますが、どうしてもここには松柏類を飾りたかったのです。盆栽初心者、他に良い樹があるわけでもないので、気負い無くいきました。
クロマツ根上がり
年始に教室の課外授業で行った可児の花木センターにて買い求めたもので、春の植え替えで好きな感じの根っこが出てきたので、そのまま根上がりにして植えました。

一番目の皿の詳細はこんな感じです。面積も一番大きく、苔好き・盆景好きの想いをぶつけた力作になりました。展示会では沢山の人に見て頂けて大満足です。


展示全景はこちらからどうぞ


つづく

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著者:苔猿(こけざる)

苔好き・岩好き・盆栽好き。
石や流木を使った盆景や自作の豆鉢をつくってます。

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