苔猿の壺

蘚類・地衣類・石類と小さな植栽で盆景をつくっています

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流木盆景 I

超大作の予告をしましたが傑作という意味では無いです。
「サイズが超大きい」という意味です。ごめんなさい。
まだそんな自信作はつくれません…。

さて、どれくらい大きいかというと縦/横/高さどれも40cm程度あるので、普段作っているミニミニの世界と比べると本当に何十倍というサイズです。

色々と無茶をして作っている部分がありますが、大物の流木盆景において「自分がやりたい事」を込めた青写真的な作品だと思っています。
今は未だクオリティ低すぎですが、将来この作品を改作する際には「自信作」として出したいです。

流木苔盆景1
流木苔盆景2
流木苔盆景3
流木苔盆景4

ベースになる流木は元々苔盆景として売られていたもので、流木の形の良さに一目惚れして購入したものです。
ただ、購入時から苔の状態があまり良くなく、流木の焼きも甘かったので、苔が半分程ダメになった時点でリセットして流木の焼きからやり直しました。

私にとっては「樹」を植えているのが最大の冒険です。
苔盆景で樹木といえば、苔の管理と相性の良いナンテンやモミジが定番で、後はあまり見ることはありません。
今回の作品では、真柏、ニレケヤキ、シロシタンを植えています。いずれも購入した盆栽素材にオマケのようについていた株を使っています。これを作ったのが超ミニ盆栽教室の一回目が終った後くらいでしたので、針金もよく分からず目茶苦茶かけです。
これらの木を枯らさずに維持できるか?挑戦と実験の意味をもつ作品でもあります。

教室でいただいたウバメガシのどんぐり付き実生苗も二つ入れましたが、この二つは少し枯れかかっていた苗なので見込み薄いです。が、ここはどんぐり目当てな感じですので枯れても良しと思ってます。流木から実がなっているような感じが良いかなーと。

苔はちょっと数えてみても15種類くらいは使っていると思います。手持ちの苔ネタ大集合です。
この流木盆景は置く場所が固定されるので、日に弱い苔は影になる部分に、乾燥に強い苔は上の方に等々、日当りや風の通りを考慮した苔の配置をしています。
枝の股で完全に日影になる部分に、乾燥に弱い大型の苔を植えています。
流木苔盆景7
オオガサゴケ(中央左)とコウヤノマンネングサ(中央右)です。いずれも親苔として植えていて、ここから生える二世が強い株になります。

野草は、コケサンゴ、ゴクヒメユキノシタ、チシマヒメトクサ、ビロウドセキショウ、イワヒバ等を使っています。
コケサンゴはこんな状態でした
コケサンゴ
が、最近実が着きましたー。やったー。
コケサンゴの実
「コケ」がつく名前の野草だったので買ってみましたが、これは大ヒットでした。葉がこんなに小さい上にキレイな実が成るのですから。色とりどりの実がつく園芸種もあるようですね。水やりなど苔管理との相性もバッチリです。

石もちゃんと入れてますよ!中央のラインに竜眼石をいくつか埋め込んでいます。今回は庭で拾った石では無いです。ちょっと中国ぽい感じですね。
竜眼石
この写真では分かりにくいですが、下の方の石は橋のようになっています。

大きい作品でも「縮景感」を感じられる「ギュッと詰まった世界」を作っていければなぁと思っています。
この作品には「蓬莱」という名前をつけました。
『蓬莱:古代中国で東の海上にある仙人が住むといわれていた仙境の1つ』- Wikipedia
ということです。仙境とは良い響きですね。

そしてこの流木盆景、一つの作品として紹介しましたが、実は真の目的があったのです。
それは!
次回につづく。

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コメント

蓬莱

すごいすごい!
感心するポイントがいっぱいで、何からコメントしていいのやらですが。
流木の焼きも自分でやるんだとか、苔を15種類使っているとか、各苔の性質を熟知しておられるとか・・・苔猿先生の苔講義を聴きたいです、ほんと。

仙境っていいですよね、私もそんな景色を目指したいです、そして仙境で遊びたいです。

真の目的、なんだろな。

Re: 蓬莱

カフェマ姉さま
コメントありがとうございます!

> 流木の焼きも自分でやるんだとか、苔を15種類使っているとか、各苔の性質を熟知しておられるとか・・・苔猿先生の苔講義を聴きたいです、ほんと。
あいたた。全然熟知には至っておりませんです、すみません!
まだまだ浅い経験の中ですが、苔によって枯れる条件が少しずつわかってきたという段階です。
枯れていった苔の御霊が「そこはダメだったぞ苔猿よ」と教えてくれるのです。

流木の焼きですが、カセットガスを使ったハンドバーナーで表面を焼くだけです。
その後、雑巾でしこたま磨いてから1〜2日水に浸けてあく抜きしてます。
小さい流木であれば大きい鍋に入れて煮沸してます。中にいる虫も死んで完璧です。

> 仙境っていいですよね、私もそんな景色を目指したいです、そして仙境で遊びたいです。
あー。イイですね。遊びたいです。
盆景をしばらくボーッと眺めていると、中に入って散策しているような気がしてきます。
そうなるとなかなか帰ってこれなくなるので、危険な遊びですが(笑)

> 真の目的、なんだろな。
次回、早めに書きます。しばしお待ちを!
ヒントは「蓬莱」でございます。

苔の固定について

こんばんは。
すごい作品ばかりで衝撃を受けました。1つ教えて頂きたいのですが、流木にどのような方法で苔を固定しているのでしょうか?

Re: 苔の固定について

初心者さん、コメントありがとうございます!
苔の固定ですが、流木に穴を開けて(ノミや電気ドリルで削ります)そこへはめ込んだり、「けと土」という黒い粘土のような園芸用土で接着したりします。
初心者さんも是非つくってみてください。

ちょっと更新が滞ってますが、、今後も苔作品出していきますので、また遊びにきてください!

ご返信ありがとうございます!
勉強になりました!
ありがとうございました!

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苔猿(こけざる)

著者:苔猿(こけざる)

苔好き・岩好き・盆栽好き。
石や流木を使った盆景や自作の豆鉢をつくってます。

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