苔猿の壺

蘚類・地衣類・石類と小さな植栽で盆景をつくっています

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中国の奇岩庭

こんにちは植物系男子です。
めっきり植物系なブログになっていましたが、今日は岩石系でいきます!

今年の春に所用で中国へ行ってきました。
いくつか観光で良いものが見れたので紹介したいです。
iPhone撮影なので写真はいまひとつですが、、

まずは蘇州(上海から一時間ほど)にある、世界遺産かつ中国四大庭園の一つ「留園」です。
蘇州には他にも世界遺産な名園がいくつかありますが、これらの庭に共通するのが奇岩「太湖石」をふんだんに使用した作庭になっていること。

太湖石とは、、
太湖石1
太湖石2
どーん。こんな感じです。
日本の石庭で使うようなワビサビ感をもった石とは対極にある、奇妙キテレツ・摩訶不思議、禍々しい造形をしています。
実に中国っぽいですねー。こういう奇岩系も大好きです。
稀少で運搬も大変なこの石は、一つ据えてあるだけでも大層な金持ちだということですが、四大庭園ではアホかという程に太湖石を使っています。

さて園に入ると、こんな風景がどんどんと繰り出されます。
留園0
留園1

さらに奥へ。少し開けた庭にはドカンと太湖石。
留園2
この岩山にはいくつか道が作ってあって、頂上へ登ることができました。
留園4

さらに開けた場所。本館のようなお屋敷の前に、日本でいう回遊式庭園のような池を中心とした庭があります。
そしてそびえ立つ、留園のシンボル的存在の巨大太湖石。
留園6
留園5
わおー。大きさつたわりますかね?
記念撮影していた中国人おばちゃんが写ってます。
この造形が自然にできたのですからスゴイもんです。
仙人が造ったとしか思えません。

岩好きの私としては大満足の留園でした。
次回はこの留園で見ることができた中国の盆栽である「盆景」を紹介します。

※7/30 写真追加しました!

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石の盆栽

石と苔。この二つに共通したものは何か?
それはどちらも盆栽があることです。
石の盆栽?聞いたことないなぁ…。はい、確かに石盆栽というものは無いのですが、私の中では「石の盆栽」と思っているものがあります。

*水石
よく石を飾っているおじいさんがみえますよね。ああいう石のほとんどは「水石」とよばれるものです。水石は簡単に言うと、遠山や岩壁など自然の風景に見える(未加工の)石を観賞するものです。
つまり小さな石に大きな景色を見る、盆栽や盆景と同じ「縮景」を楽しむということですね。
そういう意味では盆栽と同じ視点なのですが、盆栽や盆景が「作る」ものであるのに対し、水石は「作ってはいけない」ものになります。自然のままの造形で山水の景色をうつしているから価値があるんですね。
この違いが大きく、盆栽とは呼ばれない所以なのだと思います。

縮景を飾って楽しむという点では同じなので、盆栽から水石へ流れる人は多いみたいですし、私は盆栽と水石には何か共通する美意識があるように思っています。ですので個人的には「水石=石の盆栽」という解釈です。
百聞は一見にしかずということで、Googleイメージ検索「水石」を新規ウィンドウで見てくださいませ。

*盆石
実はややこしい事に「盆石」というものがあります。石の盆栽という意味ではこちらの方が近いかもしれません。
盆の上に水石を置き、さらに石の周囲を描き足すことによって山水景を完成させます。ただ、この「描き足す」という部分なんですが、黒い盆面に白砂でサンドアートのように描いていくんです。石は3Dなのに他は2Dなんですよ!この発想はびっくりですね。

石をメインの素材として、人の手と感性でつくり出す盆石は、「盆に栽(植える)する」という意味には合致するかもしれません。ただ、その独特の世界観が、盆栽とは何か違う雰囲気を持っているように思います。
また、盆石には色々と流派や手法があり、石を置かずに盆に白砂で描くだけのものもあります。こうなるともう完全に絵画の領域に入るので、盆栽とはかけはなれたものになります。
再び百聞は一見にしかずということで、Googleイメージ検索「盆石」を新規ウィンドウで見てくださいませ。

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まとめ

プロフィール

苔猿(こけざる)

著者:苔猿(こけざる)

苔好き・岩好き・盆栽好き。
石や流木を使った盆景や自作の豆鉢をつくってます。

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